ウェールズの南海岸
イギリスには珍しく今日は朝から雲一つ無い快晴だ。
我々の車はウエールズを西に向かってひた走る。３時間程走ったブレコンに到着した
所で小休止。町の何処にも駐車場が無いので地方裁判所の駐車場を拝借した。
我々と入れ違いに囚人を乗せた護送車が玄関に到着し玄関でかち合ったので吃驚
した。
流石にここでも窓は全て黒いフイルムでシールされて中は見られない。
ウエールズの南海岸テンビー
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ここで３０分休憩してから更に１時間西に走りウエールズの南西にある海岸の町
テンビーに到着した。
ここはブリストル海峡に面していて南に一面に海が広がる。
海岸線から５０米程離れた所に２０米程の高さの礫岩の崖が続き、その上にホテルと
黄色やピンクでカラフルなリゾート・ハウスが連なる。
ホテルの海岸を臨むレストランで昼食。飲める人は１パイントのギネスを、
飲めない人はリンゴジュースを、ドライバーはノンアルコール・ビールをそれぞれ
それなりに頼みサンドイッチを食べ始めた。
皿に盛られた量は多いが味は悪く無い。
好物を交換してナイフとフォークが皿の間を飛び交う。
中でも卵大の酢漬けのオニオン（ピクルス・オニオン）は強烈でフォークで押さえナイフで半分に
切ってやっと口に入れたがおもわず咳込んだ。
支払い
旅行中の参加メンバーの通常の支払いは全て割勘とした。
外食代、食材の購入費、レンタカーのガソリン代等の日常の出費はその都度の
各人払いでは面倒なので「００７のボンド・ガール」ならぬポンド・ガールを一人決め、
彼女に集金と支払いを一任した。
資金が不足して来ると警告を発し、各人から毎回２０ポンドづつ徴収する。
彼女はガールと呼ぶにはやや年功を経てはいたが、それでも絶えず３〜４日毎に
破産と更正を繰り返し旅行が終るまで良く機能した。
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