初めに
ダブリンの聖パトリック大聖堂
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イギリス本島のドライヴをしてから丁度２年が経過した。
その後英語圏内での学校での研修を主として、中高年向きのエクスカーションを
組み込んだコースを探していた所アイルランドのダブリンにあるのを見つけた。
又嘗てチェスター校で同窓だったＩさんが昨年ここで研修を受けており、
情報を得られたのも役に立った。
アイルランド迄出掛けて2週間の学校を終ったら直ぐそのまま帰ってくるのは
勿体無いので、研修終了後スイスに本社のある旅行社の主催するアイルランド
国内一周のバスツアーに参加する事にした。
なにはともあれ司馬遼太郎の「愛欄土紀行T、U」と高橋哲雄の
「アイルランド歴史紀行」を鞄に詰め込み梅雨入り宣言が出たばかりの
日本を後にして１１時発のヴァージンアトランティック航空ＶＳ９０１便で
ヒースロー経由首都ダブリンに向けて飛び立った。
アイルランドの気候
今は６月で北半球に属する国は１年で一番日の長い季節だがそれに加えてここ
ダブリンは緯度が日本よりもかなり高い為日の暮れるのがずっと遅い。
夜の１０時頃になっても明るく車は殆どライトを付けていない。
小生の様に日頃暗くなると眠り朝明るくなると起きる人間にはここでは
不眠症になる恐れがある。
又湿度が非常に低く、気温が日中２５度にもなるのに殆ど蒸し暑さを感じない。
絵を描いていても水彩の絵の具が余り早く乾くのでうかうかしていられない。
絵具の乾きが遅い為いつも日本でドライヤーを持ち歩いている我々のグループの
Ｋ氏にとっては最も適した製作の環境かもしれない。
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