リムリックとアンジェラの灰
中世の雰囲気を残すソモンド橋
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ホテルを出発したコーチは
リムリックに到着し、“条約の石”の前で停車した。
ここから見るとシャノン河に掛けられた石の橋が朝日を受けて美しい。
リムリックはシャノン河の河口にある街で１２００年の歴史を持つ。
ここは又フランク・マコートの自伝的小説「アンジェラの灰」（土屋政雄訳・新潮文庫）の
舞台となった所だ。
我々のガイドのシェイラによると昨年の秋、「アンジェラの灰」を読んですっかりこれに心酔した
日本人グループがこのリムリックを見る為にこのツアーに加わった様だ。
そのグループの中に恰幅の良い日本人の男の歌手が一人いて車中で各国の歌を歌って楽しませて
くれたと懐かしそうに話していた。
条約の石の対岸にジョン王の城が見え、その右手の遥か向こうに聖メアリー大聖堂の
上部が見える。
この街はシャノン河、石の橋、大聖堂と何処から切り取っても美しい。
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